7月17日(日)
どうもお久しぶりです。
各地今夏の最高気温を記録していますがお元気ですか?
とうとうこのブログも改名しました。
就活日記っていうタイトルもそのまんまで別に嫌いじゃなかったんですが、
就活も含めて何かこう色々ぶつかって前進していきたい感が出てて、
なおかつミスチルっぽいのにしたくてこうなりました。
多分今までよりは更新するはずなので、以後よろしくお願いします。
○山田町
さて、今回はタイトルにもあるように岩手県の山田町に行ってきました。
ここです。
大きな地図で見る
バスで揺られること約9時間。
0泊3日のいわゆる災害復興支援です。
震災時、様々な声が飛び交っていたと思います。
節電しろ、献血しろ、募金しろ。
一方でこんな声も。
節電は特定の時間だとしても意味ない。
献血は一時期に集中したらだめだから意味ない。
募金は被災地に回る仕組みができてないから意味ない。
多少一方での後は多少誇張ですよ笑
けど、何か行動しようとする人に対して効率性を強要する、それだけならまだしも罵倒しやる気をそぐ。
そういうのがすごい多くて何となく悲しい思いをしていました。
適性な人の流れを作ることは大事なこと。
でも、賢い人の声に囚われすぎて身動きがとれなくなるのも困ったことじゃないかなあなんて。
個人的には募金だったり、献血だったり、将来日本に貢献するためだとか言って勉強だったりしました。
けど、決定的に欠けるのは映像でもなく、新聞でもなく、現場を見て感じることではないのかなあと思っていました。
想像して感情移入したり、逆に冷静になったりできる人もたくさんいるとは思いますが、自分はそれが苦手。
経験が想像力を鍛えるということでずっと行きたかったんです。
今まで何回か機会を逃してきましたが、今回ついに参加できることになりました。
○Luck Factor
0泊3日で3000円。
かなり低いハードルでした。
個人で行けば、装備の手配から交通手段の確保までいろいろ含めて1万円前後。
基本白米で生活している学生には辛いです。
そういう面を軽くしてくれたのがLuck Factorという団体でした。
すごい人がいっぱいでした(ざっくり)
○目にしたもの、汗流した作業
屋根に引っかかったポルシェ、ひっくり返った船、延々と続く家の土台だけの土地。
正直言葉を失いました。
っていう言葉は見飽きたはずでしたが、目にする光景には全く現実味がありませんでした。
水や手袋、鉄の中敷きの入った長靴、タオル等を掃除して作業地へ。
見渡す限りの残された土台を前に車が停まります。
コンクリートでできた土台が見えるまで、土砂や瓦礫を撤去する作業が始まります。
耕して柔らかくして、スコップですくい、土嚢にひたすら詰めます。
ガラスやら釘やらいっぱい危ないものは出てくるし、午後からは日差しも強くなります。
一方でお茶碗とか、CDとか、1年前には普通に使われていたものがこの辺一帯の急激な変化を物語っています。
○思うこと
この作業自体に意味があったのかはわかりません。
実は、復興の際には重機が入って根こそぎ土台ごと持っていくから、瓦礫の撤去とか意味がないと言われてしまえばそれまでです。
でもまぁ被災者の方がきれいになった土台を見て思うだろうことを想像したり、そういう作業を通して馳せた思いを考えたりすると今こうすることには意味があったんじゃないかと思います。
これも自分のとった行動の正当化と言えばそれでおしまいです。
土台がきれになれば被災者の方も多少はほっとするのかもしれないと思います。
すごく短絡的な想像ですけどね。
初めて今回作業を行った場所を見たときにはうわぁって思いましたもん。
あと、変えた実感とまだまだ変わらない感じ。
1区画っていう自分の物理的に認識できる範囲が明らかにきれになる。
もちろん一軒家くらいの広さですら自分一人で片付けられるわけではないですが、変わった実感って気持ちいいです。
一方、変わったのは所詮1区画。
見渡す限りそういう土地で、見渡せるのも町の一部で、町とか、県とか、被災地とか広げていくと途方もないです。
途方もないけど、これは参加前には漠然と「被災地」という文字で認識していた空間です。
依然漠然としているけど、誰かしらが関わって変えていかないとどうにもならないといけない土地が、こんなにも広がっている。
何とかしなくちゃ。
という思いはとてもとても貴重です。
一つ一つの作業は気の遠くなるようなものでしたが、終わってみると確かに変わっている。
これが5年後、10年後町単位で、県単位で、地域単位で達成されていたらと願ってやみません。
行動の意味を厳密に考えるとその行動自体はそんなに効率的でないのかもしれないです。
後々、本当に行動の結果も覆されてしまうかもしれません。
いずれにせよ、それは無意味だ、と言うだけの理由は簡単に見つかると思います。
言うのも何の手間もいらないです。
そうじゃなくて、行動を通じてこうなったらいいなぁとか想像してみたり、こんなことができたらいいのになぁとか悔しがってみたり、地に足のついた思いを育む方が意味があると感じました。
そうは言っても、言ってる本人が将来こういう風になったらいいのになぁとかまとまってるわけではないので、継続的に参加してその度に考えていきたいと思います。
○5年後、10年後
作業後、お風呂に入り、おいしいジンギスカンやどぶろくを頂きながら真面目なお話も。
社会人の方もいらっしゃっていたのでお仕事の話?もちょこっと伺えました。
その中で5年後何してたい?
という話題に。
就活の文脈では、「はい!私は~」みたいな形で語ってきまたが、実際どう思ってるんでしょうね笑
社会人に関わらず、他の学生も聞いている中では畏まってしまいますが、そういう感じでやっていくかーって何となく思いました。
現状で選ぶことのできる会社がある程度前提にあって、その延長線上に何があるのかな、という組み立て方ですけどね。
ばくっとした理念的なものを掲げて引っかかった会社同士を比較して具体化するって普通かもしれないですね。
現場経験、資格取得、出向を通じて力をつけて・・・とか考えてもその通りにうまくいくほど甘いかもしれないです。
けど、何も描かずにいたら業務を無難にこなすだけでは足りない!
とか、今以上への危機感は生まれないかもしれません。
そればっかり見ていても視野が狭くなり機会を失う面があっても、これを成し遂げたいという意識は持ち続けたいと思います。
内定をもらってから2か月くらい決心できずにいましたが、関係ある人との接点だけでなく、それとは直接関係のない経験から得られたヒントはとても大きかったです。
煮詰まってしまった場から思い切って離れるということも実践していきたいと思います。
「今、できること」プロジェクト
http://ima-dekirukoto.jp/volunteer.htm
どうもお久しぶりです。
各地今夏の最高気温を記録していますがお元気ですか?
とうとうこのブログも改名しました。
就活日記っていうタイトルもそのまんまで別に嫌いじゃなかったんですが、
就活も含めて何かこう色々ぶつかって前進していきたい感が出てて、
なおかつミスチルっぽいのにしたくてこうなりました。
多分今までよりは更新するはずなので、以後よろしくお願いします。
○山田町
さて、今回はタイトルにもあるように岩手県の山田町に行ってきました。
ここです。
大きな地図で見る
バスで揺られること約9時間。
0泊3日のいわゆる災害復興支援です。
震災時、様々な声が飛び交っていたと思います。
節電しろ、献血しろ、募金しろ。
一方でこんな声も。
節電は特定の時間だとしても意味ない。
献血は一時期に集中したらだめだから意味ない。
募金は被災地に回る仕組みができてないから意味ない。
多少一方での後は多少誇張ですよ笑
けど、何か行動しようとする人に対して効率性を強要する、それだけならまだしも罵倒しやる気をそぐ。
そういうのがすごい多くて何となく悲しい思いをしていました。
適性な人の流れを作ることは大事なこと。
でも、賢い人の声に囚われすぎて身動きがとれなくなるのも困ったことじゃないかなあなんて。
個人的には募金だったり、献血だったり、将来日本に貢献するためだとか言って勉強だったりしました。
けど、決定的に欠けるのは映像でもなく、新聞でもなく、現場を見て感じることではないのかなあと思っていました。
想像して感情移入したり、逆に冷静になったりできる人もたくさんいるとは思いますが、自分はそれが苦手。
経験が想像力を鍛えるということでずっと行きたかったんです。
今まで何回か機会を逃してきましたが、今回ついに参加できることになりました。
○Luck Factor
0泊3日で3000円。
かなり低いハードルでした。
個人で行けば、装備の手配から交通手段の確保までいろいろ含めて1万円前後。
基本白米で生活している学生には辛いです。
そういう面を軽くしてくれたのがLuck Factorという団体でした。
すごい人がいっぱいでした(ざっくり)
○目にしたもの、汗流した作業
屋根に引っかかったポルシェ、ひっくり返った船、延々と続く家の土台だけの土地。
正直言葉を失いました。
っていう言葉は見飽きたはずでしたが、目にする光景には全く現実味がありませんでした。
水や手袋、鉄の中敷きの入った長靴、タオル等を掃除して作業地へ。
見渡す限りの残された土台を前に車が停まります。
コンクリートでできた土台が見えるまで、土砂や瓦礫を撤去する作業が始まります。
耕して柔らかくして、スコップですくい、土嚢にひたすら詰めます。
ガラスやら釘やらいっぱい危ないものは出てくるし、午後からは日差しも強くなります。
一方でお茶碗とか、CDとか、1年前には普通に使われていたものがこの辺一帯の急激な変化を物語っています。
○思うこと
この作業自体に意味があったのかはわかりません。
実は、復興の際には重機が入って根こそぎ土台ごと持っていくから、瓦礫の撤去とか意味がないと言われてしまえばそれまでです。
でもまぁ被災者の方がきれいになった土台を見て思うだろうことを想像したり、そういう作業を通して馳せた思いを考えたりすると今こうすることには意味があったんじゃないかと思います。
これも自分のとった行動の正当化と言えばそれでおしまいです。
土台がきれになれば被災者の方も多少はほっとするのかもしれないと思います。
すごく短絡的な想像ですけどね。
初めて今回作業を行った場所を見たときにはうわぁって思いましたもん。
あと、変えた実感とまだまだ変わらない感じ。
1区画っていう自分の物理的に認識できる範囲が明らかにきれになる。
もちろん一軒家くらいの広さですら自分一人で片付けられるわけではないですが、変わった実感って気持ちいいです。
一方、変わったのは所詮1区画。
見渡す限りそういう土地で、見渡せるのも町の一部で、町とか、県とか、被災地とか広げていくと途方もないです。
途方もないけど、これは参加前には漠然と「被災地」という文字で認識していた空間です。
依然漠然としているけど、誰かしらが関わって変えていかないとどうにもならないといけない土地が、こんなにも広がっている。
何とかしなくちゃ。
という思いはとてもとても貴重です。
一つ一つの作業は気の遠くなるようなものでしたが、終わってみると確かに変わっている。
これが5年後、10年後町単位で、県単位で、地域単位で達成されていたらと願ってやみません。
行動の意味を厳密に考えるとその行動自体はそんなに効率的でないのかもしれないです。
後々、本当に行動の結果も覆されてしまうかもしれません。
いずれにせよ、それは無意味だ、と言うだけの理由は簡単に見つかると思います。
言うのも何の手間もいらないです。
そうじゃなくて、行動を通じてこうなったらいいなぁとか想像してみたり、こんなことができたらいいのになぁとか悔しがってみたり、地に足のついた思いを育む方が意味があると感じました。
そうは言っても、言ってる本人が将来こういう風になったらいいのになぁとかまとまってるわけではないので、継続的に参加してその度に考えていきたいと思います。
○5年後、10年後
作業後、お風呂に入り、おいしいジンギスカンやどぶろくを頂きながら真面目なお話も。
社会人の方もいらっしゃっていたのでお仕事の話?もちょこっと伺えました。
その中で5年後何してたい?
という話題に。
就活の文脈では、「はい!私は~」みたいな形で語ってきまたが、実際どう思ってるんでしょうね笑
社会人に関わらず、他の学生も聞いている中では畏まってしまいますが、そういう感じでやっていくかーって何となく思いました。
現状で選ぶことのできる会社がある程度前提にあって、その延長線上に何があるのかな、という組み立て方ですけどね。
ばくっとした理念的なものを掲げて引っかかった会社同士を比較して具体化するって普通かもしれないですね。
現場経験、資格取得、出向を通じて力をつけて・・・とか考えてもその通りにうまくいくほど甘いかもしれないです。
けど、何も描かずにいたら業務を無難にこなすだけでは足りない!
とか、今以上への危機感は生まれないかもしれません。
そればっかり見ていても視野が狭くなり機会を失う面があっても、これを成し遂げたいという意識は持ち続けたいと思います。
内定をもらってから2か月くらい決心できずにいましたが、関係ある人との接点だけでなく、それとは直接関係のない経験から得られたヒントはとても大きかったです。
煮詰まってしまった場から思い切って離れるということも実践していきたいと思います。
「今、できること」プロジェクト
http://ima-dekirukoto.jp/volunteer.htm
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